『フットボールファクトリー』ニック・ラブ監督 DVD

フーリガンの話。30歳にもなってこんなことやっていていいんだろうか? って葛藤する主人公トニーですが、別にその生活から抜け出そうと行動に移すわけでもなくただ日常に流され、争い事を繰り返していきます。この流されていくっていうのがリアリティのある話で、誰もが抱えている悩みだ。そう簡単に日常なんて変わらないし、変えられるものでもないのだ。
それぞれの役者がいい味出してますが、それ以外映画として観るものを引きつける要素があまりなかったかな。UKロックがかかりまくりますが、音楽の使い方が下手です。ただタレ流しているだけ。
フーリガンには興味があって、彼らはどういう連中で、なぜああも暴力を振るうのか? それとサッカーを取り巻く人種差別の問題にも興味がある。そういった関係の本も読みたいな。

フットボールファクトリー [DVD]