本購入帳028

『素敵な活字中毒者』編:椎名誠 集英社文庫 古書 「活字中毒者の一日」 山口瞳 「愛書人行状記」武井武雄 「本を食べる」田辺聖子 「何のために小説を読むか?」石川喬司 「書盗」内田魯庵 「JJ氏と神田神保町を歩く」植草甚一 「冬眠日記」大岡昇平 「一…

本購入帳027

『死の姉妹』"Sisters of the Night" 扶桑社ミステリー 古書 編:バーバラ・ハムリー Barbara Hambly・マーティン・H・グリーンバーグ Martin H. Greenberg 訳:宮脇孝雄 編者序文 バーバラ・ハムリー Barbara Hambly 「からっぽ」"Empty" M・ジョン・ハリ…

本購入帳026

『恐竜文学大全』編:東雅夫 河出文庫 古書 「午後の恐竜」星新一 「危険水域」井上雅彦 「過去の翳」豊田有恒 「大相撲の滅亡」小林恭二 「クラシック・パーク」景山民夫 「恐竜レストラン」荒俣宏 「イグアノドンの唄 -大人のための童話」中谷宇吉郎 「水…

本購入帳025

『ダ・ヴィンチ 2008年 12月号』メディアファクトリー ¥450- いつもたいして読まないのに買っちゃうね。 今日の本 1冊 計450円 11月の本 10冊 計3155円 一冊平均316円

「終わりの日」"The Last Day" リチャード・マシスン

訳:安野玲 『20世紀SF2 1950年代 初めの終わり』編:中村融&山岸真 河出文庫 所収 『地球最後の男』など、終末物で有名なマシスンの極めて感動的な終末もの。世界が終わるときに、どう終わりを迎えるのか? 結局男の発想としては、母性に包まれて迎えるし…

「父さんもどき」"The Father-Thing" フィリップ・K・ディック

訳:大森望 『20世紀SF2 1950年代 初めの終わり』編:中村融&山岸真 河出文庫 所収 ボディースナッチャーVS.子供。アメリカの赤狩り時代の狂想。

本購入帳024

『心地よく秘密めいたところ』ピーター・S・ビーグル 創元推理文庫 古書 ¥50- 『最後のユニコーン』のビーグルの長編、いつか読もう。 『東京魔界案内―見つけよう、「隠された魅力」を』三善里沙子・小松和彦 知恵の森文庫 古書 ¥50- 東京散歩に使います。…

「今年の生贄」"Victims of the Year" ロバート・F・ヤング

訳:仁賀克雄 『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 ロバート・F・ヤングは好きな作家。西洋的な現代の寓話ってところかな。

「昨夜の魔女」"Yesterday's Witch" ゲイアン・ウィルソン

訳:仁賀克雄 『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 子供時代に戻って恐さを味わえた感じ。この作品が一番ハロウィンらしい小品かもしれない。

本購入帳023

『華麗なる幻想』編:福島正実 講談社文庫 古書 海外SF傑作選8 「新加速剤」"The New Accelerator" H・G・ウェルズ H. G. Wells 「2889年」"2889" ジュール・ヴェルヌ Jules Verne 「生命の木」"The Tree of Life" C・L・ムーア C. L. Moore 「歩行者族…

本購入帳022

『記号論への招待』池上嘉彦 岩波新書 古書 ¥105- ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』を読む前に読んでおこうかなと思って。 11月の本 1冊 計105円 一冊平均105円

本購入帳021

『SF入門』編:福島正実 古書 早川書房 ¥100- 1965年に早川書房から出た本なので、もうかなり黒いけれど、福島正実、伊藤典夫、小松左京だけではなく、安部公房や手塚治虫も執筆している豪華版。カバーもカットも真鍋博。 『死の猟犬』アガサ・クリスティー…

「万霊節前夜」"All Souls" イーディス・ウォートン

訳:仁賀克雄 『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 古典的な怪奇小説。最後に突然、記述者の推測が入って終わるが、それも古典的でよい。 ただ、全36ページ中、29ページまで記述者である「私」が女性であることに気がつかなかった…

「輪廻」"The Circle" ルイス・シャイナー

訳:仁賀克雄 『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 面白い。このような永劫の時間を感じさせるタイプの話しは大好き。 タイトルが"The Circle"であるため、登場人物たちが永遠と同じことを繰り返すであることが暗示させられるのだ…

「パンプキン・ヘッド」"Pumpkin Head" アル・サラントニオ

訳:仁賀克雄 『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 極めてありがちなパターンの話しではあるが、ムクムクと少女の顔が変形していく場面はかなりホラーで良い。

「死んだネコの事件」"The Adventure of the Dead Cat" エラリイ・クイーン

訳:仁賀克雄 『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 ハロウィンパーティーがどんな物かピンとこないせいもあるかもしれないけど、何かごちゃごちゃとして、状況がわかりにくい話しだった。クイーンの長編を読んだときにはそんな印…

本購入帳020

『薔薇十字探偵 1』京極夏彦 講談社ペーパーバックスK 古書 ¥250- 『百器徒然袋ー雨』の中の「鳴釜」だけ取り出したコンビニ売りようのペーパーバック。小畑健が表紙画で、榎木津礼二郎を描いてために古書の値段が一部で上がってるので買ってしまった。 『9…

「神になった男」都筑道夫

『阿蘭陀すてれん 都筑道夫恐怖短編集成2』ちくま文庫 所収 寓話っぽいのだけども、どっちつかずかな。

「青信号」都筑道夫

『阿蘭陀すてれん 都筑道夫恐怖短編集成2』ちくま文庫 所収 読者へ選択肢を残して終わるタイプ。私ならとりあえず車をやり過ごしてからダッシュして拾うだね。

「小鬼の夜」"Night of the Goblin" タルミジ・パウエル

『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 いわゆる、「無垢に見える子供の犯罪」タイプの小説。剃刀の仕込まれたチョコバーを誰かが、食べてしまうのかと思いそれを想像するのが恐かった。作中では大事に至らずほっとした。

「吸血鬼の日」"Day of the Vampire" エドワード・D・ホック

『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 ハロウィンはあまり関係ない話し。吸血鬼の正体もさほど面白いわけではないと思う。

「ひる」"The Leech" ロバート・シェクリイ

訳:浅倉久志 『20世紀SF2 1950年代 初めの終わり』編:中村融&山岸真 河出文庫 所収 寓話的な面白さは、いささか古い感じもするけど、”ひる”の存在が面白く、オチも効いているし、恐さもたっぷりある。

「初めの終わり」"The End of the Beginning" レイ・ブラッドベリ

訳:中村融 『20世紀SF2 1950年代 初めの終わり』編:中村融&山岸真 河出文庫 所収 ブラッドベリのライトサイドを恥ずかしげもなく出した作品。しみじみといい。20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり (河出文庫)作者: レイブラッドベリ,フィリップ・K.ディッ…

本購入帳019

『薔薇の名前 上』ウンベルト・エーコ 東京創元社 古書 訳:河島英昭 『薔薇の名前 下』ウンベルト・エーコ 東京創元社 古書 訳:河島英昭 ¥1000- 読めるかわからないけどついに買ってしまった。上下セットで1000円だったので。

本購入帳018

『屑籠一杯の剃刀―自選恐怖小説集』原田宗典 角川ホラー文庫 「ミズヒコのこと」 「削除」 「ポール・ニザンを残して」 「空白を埋めよ」 「いやな音」 「屑籠一杯の剃刀」 ¥300- 『いのちの半ばに』アンブローズ・ビアス 岩波文庫 訳:西川 正身 「空飛ぶ…

「燭台」都筑道夫

『阿蘭陀すてれん 都筑道夫恐怖短編集成2』ちくま文庫 所収 タイトルと舞台設定で怪談かと思わせて、このオチはスカしてる。まあ都筑道夫らしいともいえる。

本購入帳017

『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』ちくま文庫 コミックス I[異形] 「不死身の男」『猫目小僧』より 「とりつかれた主役」 「恐怖の館」 「蠅」 II[愛憎] 「ダリの男」 「目」 「面」 「蟲たちの家」 III[子供] 「ねがい」 「ブラック・エンゼル」 「…

「ハロウィーン・ガール」"Halloween Girl" ロバート・グラント

『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 これも素晴らしい読後感の作品。悲しいがロマンティックである。さり気ないオチの付け方がいい。

「十月のゲーム」"The October Game" レイ・ブラッドベリ

『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 ブラックすぎる。というか残虐すぎる。ブラッドベリは元々ダークなテイストを持っていてそこが魅力なのだけど、ここまで残酷なのは他にはないのでは? 自分が一番ん不幸だと思う父親のエゴイ…

「ハロウィーンの殺人」"Trick-or-Treat" アントニー・バウチャー

『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収 ちと無理がありすぎる話しかな。訳が良くないように感じられるのは勘違いか?