「十月のゲーム」"The October Game" レイ・ブラッドベリ

『恐怖のハロウィーン』編:アイザック・アシモフ 徳間文庫 所収
ブラックすぎる。というか残虐すぎる。ブラッドベリは元々ダークなテイストを持っていてそこが魅力なのだけど、ここまで残酷なのは他にはないのでは? 自分が一番ん不幸だと思う父親のエゴイスティックな狂気に驚く。しかし、結末をはっきりさせない絶妙な終わり方が素晴らしい。その終わり方のおかげで怪奇小説の傑作になった。
恐怖のハロウィーン (徳間文庫)