見しらぬ犬 Miruz月夜。とても静かだ。 先程から見もしらぬ犬が私のあとをついてくる。 片足をひきずりながらついてくる。萩原朔太郎の詩を思いだした。 この見もしらぬ 犬が私のあとをついてくる、 みすぼらしい、後足でびつこをひいてゐる不具(かたわ)の…
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