▼『BLEACH』志波空鶴のフェティシズム
" BLEACH" |
久保帯人 |
Japan(2003) |
集英社 ジャンプコミックス |
右は『BLEACH』第9巻から登場する志波空鶴という女剣士なのですけど、見てわかるとおり右腕が肘上からありません。そして、その残った上腕部に刀を付けています。このキャラクターを見た時のインパクトはかなりのものでした。(それが少年ジャンプだったことも大きい)
身体の一部を失っている状態のアイデンティティのあり方は手塚治虫の「どろろ」で見られるし、身体の一部を失っている状態の無力感は永井豪の「マジンガーZ」で、ロケットパンチを敵に破壊されてしまった時の両腕の無いマジンガーZに象徴されていましたが、果たして志波空鶴がもたらすものは何であるでしょう? それはただ単に、〈片腕+巨乳+戦う女性〉というものが与えるフェティッシュな魅力だけなかも知れないけど。
実は『BLEACH』は一度も読んだ事が無くて。彼女はコミックスの表紙に描かれてたんで知りました。現在ゴールデンタイムで放送中のアニメにもこのままの姿で登場しているのですかね?
コミックス:BLEACH |