▼『野ブタ。をプロデュース』第2話 偶然をプロデュース

"野ブタ。をプロデュース"第2話
NTV
Japan(2005)
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第1話>

第1話追補>

 今回は見始めこじんまりとした感じで、特に面白いシーンも無いなーって思いながら見てました。彰(山下智久)のさえたセリフもアクションもいまいち無かったかな。

 でも後半信子(堀北真希)が見ていた雑誌に、自分の小学生時代の体操着を着ているアフリカの子供が写っている写真を偶然見つける。自分が最もいじめに苦しんでいた時に着ていた体操着を着て笑っているアフリカの子を見て、どんな物を着ていたって笑う事が出来るんだって思うシーンは何という強引さ! とは思ったけど、有り得ないほどの偶然さによって起こった出来事だからこそ、信子の心に届いたって考えれば、すごく面白い。だから、あの子供たちが平気であの服をきていられるのは、着ている本人も周りも日本語が読めないからだ、なんて突っ込みは無しです。前回の柳の木同様、信子の心を動かすためのアイディアが面白いです。

 途中彰と修二(亀梨和也)がオバサン服屋で、派手なチンピラ服を買って着る事になるわけですが、ジャニーズの二人が着ているので、なんか似合ってしまいます。SMAP以前のジャニーズ「光GENJI」とか「男闘呼組」ってこんな感じじゃ無かったかな、イメージ的に。

 ラストにいかにもないじめ組みの坂東ではない、影のいじめ人の存在が暗示されて終わってます。パターンから言ったら彼女は優等生で誰からも好かれている人気者であるはず。ですからもう犯人はわかっているんですが、動機は何なのでしょうね? こういう存在こそが真に陰湿ないじめを行いますしね。

 もう一つ、いじめられっ子であるはずの信子が堀北真希が演じているが故にもう既にかなり可愛いのですけど。プロデュースなどしなくとも、ほっておけばまわりに男子が群がってきて勝手に人気が出てしまいそうです。だから、プロデュースの必要性に説得力が無いです。

 これからは人気者にプロデュースする話では無くなって、影のいじめっ子から信子を守る話しになってしまうのでは? 『野ブタ。をプロデュース』ではなく、『野ブタ(でも美少女)。をボディガード』みたいな。それってディスティニーィ!!

第3話>

本: 野ブタ。をプロデュース