『コーヒー&シガレッツ』ジム・ジャームッシュ監督 DVD

めちゃくちゃ面白かった。キャスティングもすばらしい。
私はコーヒー大好き。カフェインマニアックなのだけど、シガレットは全くやりません。その代わりスウィーツを少々やります。『コーヒー&スウィーツ』です。で、この映画観ながらコーヒーを飲んでいたのですが、あいにくスウィーツを切らしていたので、煎餅で我慢しました。『コーヒー&センベイ』でした。
ジム・ジャームッシュの映画のキーワードは「そこはかとない」だと思います。そこはかとなく面白い。そこはかとなく笑える。そこはかとなくしびれる。など。この映画もそんな「そこはかとない」エピソードだらけではずれ無し。これだけたくさんエピソードを用意すると、はずれがあるものだけどこれにはありませんでした。すごい。
様々なデザインのテーブルとコーヒーカップと灰皿。注がれるコーヒーもそれぞれ微妙に違う。そこにミルクを入れるたり砂糖をいれたり、あるいは入れなかったり。そんな当たり前のことが全てそこはかとなく面白いです。
ちなみに『ナイト・オン・ザ・プラネット』のロベルト・ロッセリーニのエピソードは「そこはかとなく」ではなく大爆笑でした。
寝る前にコーヒーを飲んでしまったので、インディ500のレースを車から撮ったみたいに、猛スピードで夢が見られるのでしょう。楽しみだ。…あれ、眠れないぞ…

コーヒー&シガレッツ [DVD]