『僕の歩く道』 第七話 KTV

輝明(草なぎ剛)が甥のために自分の限界を超える話しでしたね。草なぎの迫真の演技でした。
甥の母親は超教育ママ(森口瑶子)です。こういう母親は現実にも多いと思います。夫(佐々木蔵之介)のいう「子供のためにやっているのではなく、自分のためだろ」というのは本当にそう思う。教育ママだけでなく、子供をタレントやスポーツ選手にしようとしている親はほとんどが自分のためである。それを「子供のため」とか「いやだったらやめてもいいんだよ」と言って(子供はやめたら親が嘆くのを知っているから、そういわれても簡単にはやめない。親もそれがわかっていて言う)いるのは自分の罪深さをごまかすためである。
ドラマでは、比較的簡単に母親は自分の過ちに気づき改心するけど、実際にはそう簡単ではない。子供をいい大学に入れる、タレントにする、スポーツ選手にする事が親自身の存在意義となっているからだ。それを守るために必死で子供を成功させようとする。だからい過剰にやらせる事になってしまう。そうなってしまったら親自身がカウセリングを受けるしか無いでしょう。衝突する事を恐れ、それを黙認している父親(母親)も同罪です。

僕の歩く道 DVD-BOX