雑誌

『hon-nin/本人』vol.00 #07

「暇殺し」せきしろ この人も知らなかったのですが、出している本が『去年ルノアールで』っていう『relax』に連載してたエッセイにして無気力文学らしいです。 バスケット中の「ヘイ」についての考察とか全く面白くなく、比喩的表現が連続したりと、小説のペ…

『月刊 アフタヌーン』2006/10 #01

『謎の彼女X』植芝理一 第6話 コミックス第1巻が売れに売れているので読んでみたかった。今回だけ読んでの判断は難しいが、エキセントリックな行為を入れているけど、王道パターンの男の子向け純愛ラブコメではないのでしょうかね。 『ハトのおよめさん』ハ…

『hon-nin/本人』vol.00 #06

「Who’s your daddy?」町山智浩 映画『マグノリア』のトム・クルーズのやってた役そのままみたいな話で驚きましたが、こちらにはダークサイド入ってます。それ故にリアリティがある。朝鮮人として差別されながらも、朝鮮人としての誇りが持てなかったという…

『hon-nin/本人』vol.00 #05

「会社ごっこ」泉美木蘭 泉美木蘭という人はよく知らなかったですけど、彼女も起業して失敗、借金700万円つくってしまったそうです。 まあ、何となくありがちな業界かぶれの悲惨な奴らって小説です。 「続いての神様どうぞ」とんだばやし これは掛け値無しに…

『hon-nin/本人』vol.00 #04

「改めて! ほんたにちゃん」本谷有希子 タイトルを忘れてしまったが、文芸誌に掲載されていた本谷有希子の小説を読みした事があった。数ページ読んだだけだったが男としてたいそう凹んでしまった。辛酸なめ子の男に対するアイロニカルな発言はかなり笑って…

『hon-nin/本人』vol.00 #03

「トラウマンボーイ」松尾スズキ この本を「本人」をテーマにした文芸誌にと提案した松尾スズキ自信の小説なので、どんなものを書いているか興味津々だった。 この作中で松尾スズキ自信の作品をいろいろと卑下するのだけど、この卑下した部分はみな松尾自身…

『hon-nin/本人』vol.00 #02

「男性不信」01 池松江美 辛酸なめ子さんは小説の時は本名で書いてます。彼女の文章はけっこう好きです。 ええ、男はみな馬鹿ですよ。彼女の言っている事はほとんど正解です。女性に対してはいつもバカすぎます。でもたいがいの男はそれを自覚しています、ご…

『hon-nin/本人』vol.00 #01

松尾スズキをスーパーバイザーとした季刊誌の創刊号。 講談社の文芸誌『ファウスト』の成功以降、新しい試みの文芸誌『エソラ』『B-Quest』『少年文芸』などが出てきたけど、『B-Quest』なんて明らかに「柳の下のファウスト」を狙っているかに見えて小説のラ…

『モーニング2 No.1』講談社 #01

「Danza」オノ・ナツメ 淡々と語られる父と子の物語。斜め上から、あるいは斜め下からのアングルが多いのがこの人の特徴でしょうか。 「ONKO TEXAS」山下和美 田舎を捨てて成功した作家が帰郷して、自分のコンプレックスの源となっている同級生と対峙する物…

『STUDIO VOICE 2006/09』 #02

「EXTRA COLUMN ルパン三世 カリオストロの城」 いわずと知れた大傑作『カリ城』。私は中学のときたまたまTVで観てあまりの面白さに衝撃を受けました。その後の自分の映画趣味を決定づけた記念碑。 コラムの内容は、宮崎映画の様々な主題の原型は『カリ城』…

『STUDIO VOICE 2006/09』

「現在進行形コミック・ガイド!」 発売日に買っておきながら今頃になってやっと読む。 インタヴューはそれほど面白くなかった。特に「デトロイト・メタル・シティ」の若杉公徳のインタヴューのつまらなさ、外しかげんは凄い。マンガは面白いが作者はつまら…