『hon-nin/本人』vol.00 #07

この人も知らなかったのですが、出している本が『去年ルノアールで』っていう『relax』に連載してたエッセイにして無気力文学らしいです。
バスケット中の「ヘイ」についての考察とか全く面白くなく、比喩的表現が連続したりと、小説のページを埋めているだけのようにしか感じられない。と思っていたら、突然下級生がやって来た時の場面は緊迫感たっぷりで凄く先を気にしてしまった。が、しかしあの落しは無いでしょう。夢落ちのようでがっかりです。一回こういうハズシをかますと、今後相当面白い展開にもっていかないと、またかと思ってしまうだけなので要注意です。
本誌の様な「本人」をテーマにした作品群には必ずでてくるであろうメタフィクションな物なので、本作にはこれからの展開に期待です。

hon-nin vol.00