「生きている家」"The House Dutiful" ウィリアム・テン

訳:小尾芙佐
『20世紀SF 1(1940年代)』編:中村融山岸真 河出文庫 所収
 家はまさにいきているかのような家で、いわゆるお化け屋敷的な怪談のような感じで始まるのだけど、さすがSF作品だけあって、後にあっと驚く展開をもってくる。それも個人的なレベルの問題だけでなく、全世界を巻き込む辺りも面白い。怖さも怪談的怖さでなくSF的怖さだ
20世紀SF〈1〉1940年代―星ねずみ (河出文庫)