『スキヤキ･ウェスタン ジャンゴ』 しりあがり寿 小学館コミックス
映画『スキヤキ･ウェスタン ジャンゴ』のコミカライズをしりあがり寿が描いています。このマンガ、パラパラと見ただけで、しっかり読んではいないのですが、一言。
帯の裏のほうに「あまりにも似ていないと、役者の皆さんから非難囂々」って書いてありますけど、このコミックの一番のキモは「各役者がいかに汚く粗く描かれているか」にあって、そこらへンが笑いどころになっています。そう言う意味では、かなり新しい漫画かもしれません。そもそも、普通映画やドラマのコミカライズは役者に似せて描くなんて事はないもんです。そんなことをしたらギャグになってしまいますから。そこらへんを漫画のネタにしてしまう辺り、さすがしりあがり寿です。
まあ『ホテリアー』（竹書房）のコミカライズ版は、絵を見る限り、ペ・ヨンジュンにそれなりに似た感じになっている。これがもっと似ていたら、ある意味面白いコミックになっていたかもしれないのにね。
ただ、『ジャンゴ』は企画モノの上に上下巻そろえて1000円。で一冊分のコミックスにもページ数満たないのでは売れないでしょ。
